2009年8月11日火曜日

体脂肪計は嘘をつく

今日は売られている体重計に体脂肪計が付いている場合が多いです。どのジムへ行っても必ず体脂肪率を測定することができる時代となりました。僕が働いているジムにはボッカという愛称がついているかなり高機能のマシンとそして研究所には当然ながら、InBodyがおいてあります。

ところで、僕は個人的に上記の数百万円もするマシンよりも普通の市販の体脂肪計が好きです。それはなぜかと言うと、普通の市販のマシンの場合はすぐに結果が出てくるからです。

日々激しくジムで筋トレに励んでいる皆さんも体脂肪率が気になりますよね。ところで、体脂肪計の値はあまり当てにならないことはご存知でしたか?

なぜならば、体脂肪計は微量の電流を利用して体脂肪を測っており、決して直接的に体脂肪を測るわけではありません。体脂肪計は次のような仕組みとなっているので、その仕組みをよく理解していなければ、体脂肪計は常に嘘をつくようになります。

体内にある脂肪にはあまり水分が含まれていないため、電気の流れが悪くなります。しかし、筋肉は80%以上が水分であるため、簡単に電気を通すわけです。上述した特性をいかして、体脂肪計がつくられました。筋肉が多い人の場合は電気が良く流れるので、筋肉が多いというふうにマシンが判断してしまいます。

たとえば、筋肉量が多い人でも食事を食べた直後に測れば、体脂肪率が高めに表示されます。それはなぜならば、食事をした後血液が胃に集まり、体脂肪を測定するために利用している手あるいは足ではその分水分が減ってしまいます。従って、水分が少なくなっているので、体脂肪計は体脂肪率が上がったというふうに判断してしまいます。また、トレーニング直後に測定すれば、筋肉が増えているとような結果が表示されます。(←トレーニングした直後だと筋肉はパンプしている状態なので、多くの血液と水分を含んでいます。そこで、マシンは筋量増えたと判断し、間違った数値を表示するのです)。

マシンは上述した誤りを起こしてしまう傾向にあるため、体脂肪率を測る場合は必ず同じ時間帯に測定を行うべきであります。最もお勧めする時間帯は朝起きた直後です。朝起きた直後だと体内は毎回ほぼ同じ状態となっているので、かなり正確に測定することが可能です。

ちなみに、体脂肪計で測定した体脂肪率はあくまで参考値だと考えてください。体脂肪率という数値を気にするよりも、数値の変化を重視することが大事です。

注意:体脂肪率はメーカー毎にかなり違うので、体脂肪率の変化を測定したい場合は、必ず同じマシンでbeforeとafterの測定を行うのがとても重要です。

それでは、今日も元気且つ正しく筋トレをしていきましょうね。

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